バイバイこどもの生活習慣病!

小児肥満の治療

養育時のポイントは何ですか?

★ 乳時期 ⇒ ミルクや食事の制限はしない

★ 幼児期 ⇒ 間食の内容や量に注意し、屋外運動を奨励する。

★ 学童期 ⇒ 食生活、運動などの是正による改善を行うが、高度な肥満児で、肥満に関連した健康障害を発症する場合に入院治療を行うことがある。

★ 思春期 ⇒ 心理的問題や不健康な日常生活を是正する。

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肥満外来ではどんな治療をするのですか?

1.問診:成長歴(出生時体重、発症時期)、生活習慣

家族歴(家族構成、家族の肥満、職業、高血圧、脂質異常、糖尿病の有無)

既往歴(外傷)、生活(テレビ・ゲームの時間)

食生活(食事時間、間食、夜食、主調理人)

運動(運動教室・好きな遊び)学習塾や習い事、学校生活上の問題点

2.計測:身長、体重、胸囲、腹囲、臀囲、皮下脂肪厚、筋量、骨量

3.指標:肥満度、BMI、体脂肪率、腹囲身長比

4.診察:症候性肥満の鑑別、肥満合併症の有無(血圧、呼吸、肝、黒色表皮症)、性成熟度(Tanner分類)

5.血液:肝機能、血清脂質値、尿酸値、インスリン値、空腹時血糖、甲状腺機能

6.X線 :手根骨X-P(骨年齢)、腹部CT(内臓脂肪面積)

7.血管:可能なら脈波伝播速度(PWV)など早期動脈硬化のチェックも

8.生活:ライフコーダー(加速度計)、歩数、身体活動量

 

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毎回の治療はどのような内容ですか?

【再診時】 肥満度の程度により異なりますか、基本的には毎月1回、血液検査は年1回程度です。

栄養指導として食事記録表を3日程度記入し、持参する。

【計測】  身長、体重、胸囲、腹囲、臀囲、体脂肪率、 血圧、※10歳以上(筋量、骨量、内臓脂肪面積、体水分量)

【診察時】★中学、高校生は学業、就労母親は仕事を優先し、休暇中に受診する。

★肥満改善した場合、栄養指導、血液検査を免除し、健康相談や体型、体組成の測定とする。

★「いじめ」「不登校」「学業」「運動内容」「行事参加」などの学校下での諸問題へのアドバイスや指導

★家庭での諸問題や母親の心理面のサポートや心療内科など他科への受診を紹介

 

栄養指導は、具体的にどのような内容ですか?

★食事記入:何を食べているかを気づかせる

★食事の組み立て:主食、おかず(主菜、副菜)、食物繊維の多い食品

★食品群:シグナル方式

★赤:炭水化物⇒食べ過ぎると太る

★黄:脂質⇒とりすぎに注意

★緑:たんぱく質⇒必要量を食べる

野菜はできるだけ食べる(イモ類を除く)

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家庭での注意事項はどのようなことがありますか?

★週に一度、生活習慣を見直しましょう。(ライフスタイルの改善)

1.朝食をぬかない(欠食をなくす)

2.給食はおかわりしない。(食べ過ぎに注意する)

3.夜9時以降は食べない(夜食しない)

4.甘いおやつは避ける(間食には低カロリー食品を選ぶ)

5.よく噛んで、ゆっくり食べる(早食い)

6.TV・Gameの時間を決める(約束することで自己管理になる)。

7.食事中はテレビを消す。(会話する)

8.家の手伝いをする。(家庭での役割を明確にする)